シリアの子どもたちへの教育支援と日本国内の啓発平和教育活動を行う国際協力NGO「Piece of Syria」について、会話されていました。
シリアは、2010年くらいまでは、治安がよい観光客が多い国であったが、その後紛争が勃発し、空爆や砲撃が起こり、小学校が処刑場になったところもあった。シリアの教育現場の話がされているときに、こんな会話がありました。
「Piece of Syriaは、質の良い教育がされるように、寄付金から先生たちの給与をサポートしている」
「先生が無給だと『今日のごはんをどうしよう』となるが、安定した給与があると、心に余裕がうまれて『明日はどんなにいい授業にしようか』となる。先生の心が充実していないと、子どもたちまで行き届いたことにはならい」
本当に、そうだと思う。先生に限らす、基本的な生活がおくれないと、心に余裕がなくなる。日本でも、そして世界中でも、よく聞く話。心の余裕のための支援は大切で、それを自己責任と切り離したくない。そんな世の中にはなってほしくない。